初詣合格祈願初級シスアド講座 コンピュータの基礎1
コンピュータの種類
普段、一般社会ではコンピュータと言うとパソコンの事を指す場合が多いですが、コンピュータと言っても実際は多種多様です。シスアドを目指すのであれば「コンピュータ=パソコン」ではいけません。
シスアドはユーザ側に立つ立場ですから、ユーザの中にはコンピュータの知識が全くない人も少なくありません。そのような人達にコンピュータを理解してもらうためには、まず自分が各コンピュータの種類とどのような用途があるのかを知っておく必要があります。そこで、ここでは代表的なコンピュータの種類とその用途について説明していきたいと思います。
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パーソナルコンピュータ(PC)
いわゆるパソコンです。主に個人利用を目的とした物なので個人向け(パーソナル)コンピュータと言います。これは説明しなくても、今インターネットを利用してこの講座をご覧になっているのですから、どんなものかは分かりますね。
<パソコンの主な用途>
- ワープロソフトや表計算などのビジネス利用
- インターネットの利用
- ソフトウェア開発に利用
- ゲームに利用
- 画像処理や音声などを処理するマルチメディア利用
等です。このように、10人いれば10人とも違う利用ができるほど今のパソコンは様々な分野に利用が可能です。
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ワークステーション(WS)
主に個人や大学などのグループ間でのLAN環境で使われることを目的とした、パソコンよりも高機能なコンピュータです。しかし、最近ではパソコンが高機能化してきたため、機能的にはWSとPCの境目が無くなってきました。目立つ違いとしては、PCのOSの標準がWindowsやMacに対して、WSでは、OSはUNIXの方が標準とされています。
<ワークステーションの主な用途>
- ソフトウェア開発に利用
- CAEでの利用
- 研究開発分野での利用
- ネットワークでのクライアントやサーバとしての利用
等です。
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オフィスコンピュータ(オフコン)
オフィスでの事務処理を目的としたコンピュータです。専用のアプリケーションが組み込まれており、専門のオペレータでなくとも、手軽に事務処理を行う事ができます。
また、バージョンアップなど利用環境の変化によって、いちいちデータの変更を行わなくても済むように、機種がシリーズ化され、データの共有を行えるようになっている事が多いです。しかし、最近ではパソコンが利用される事が多くなってきたようです。
<オフィスコンピュータの主な用途>
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汎用コンピュータ
その名の通り、事務処理から技術計算まで幅広く汎用的に利用できるコンピュータです。現在のようにパソコンが業務に利用される前は、ほとんどが汎用コンピュータを中心とした構成でした。そのため、ホストコンピュータやメインフレームとも呼ばれます。
しかし、最近では中・小型のコンピュータ(WSや高機能なPC)でこれまで汎用コンピュータがやってきた処理を代替するようになってきました(ダウンサイジング)
その理由は、汎用コンピュータはPCやWSに比べコストパフォーマンスが悪く(大型システムの場合はこの限りではありません)、小回りが利きにくいためです。ただ、現状では、大量のデータを扱う能力やセキュリティ、信頼性の面で、まだまだPCやWSより優れているので、そのような業務を扱う所では十分利用されています。
<汎用コンピュータの主な用途>
- 交通機関などの座席予約システム
- 銀行の預金システム
- 科学技術計算
等などです。
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スーパーコンピュータ
その時代時代の最先端技術を結集した超高速コンピュータです。まず普通の人はお目にかかる機会はないでしょう。NASAなど宇宙関連を取り上げるような番組とかで、たまに見かける程度だと思います。
処理高速が非常に高速な分、価格も少々お高く、○億円クラスです。はっきり言って、国かかなりの大企業じゃないと手に入れられませんね。なので、その分用途も限定されてきます。
<スーパーコンピュータの主な用途>
- 自然現象の解析や予測(気象予測や天体運動の計算など)
- 人工衛星の軌道計算や航空機の設計・シミュレーション
- 原子炉や核融合の設計・シミュレーション
等です。
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マイクロコンピュータ(マイコン)
先のスーパーコンピュータとは一転、恐らくパソコンよりも一番身近なコンピュータです。マイクロコンピュータ(略してマイコン)とは、処理装置の機能を持ったマイクロプロセッサというチップに記憶装置や入出力装置を付加した物で、様々な電子機器の制御部品として組み込まれる事が多いコンピュータです。
例えば、炊飯器やエアコン、全自動洗濯機など身近なものにも取りつけられていて、タイマーや温度調節、水量調節など、普段何気なく使っている所に使用されてます。
<マイクロコンピュータの主な用途>
- 家庭電化製品の組み込みコンピュータとしての利用
- 産業用機器の制御部品としての利用
- パソコンなどに組み込まれるプロセッサとしての利用
等などです。
コンピュータの仕組み
前節で紹介したどのコンピュータも、基本となる仕組みは同じで、次の5つの機能から成り立っています。
- 入力機能
- 出力機能
- 記憶機能
- 演算機能
- 制御機能
これをコンピュータの五大機能といいます。これらの詳細を扱うのは、どちらかと言うとエンジニア系(提供者側)の方なので、エンドユーザ側(利用者側)のシスアドは簡単な概要だけ知っていれば良いと思います。
- 入力機能
データを入力する装置の事です。キーボードやマウス、スキャナなどがあります。
- 出力機能
処理されたデータを情報として出力する装置の事です。ディスプレイやプリンタなどがあります。
- 記憶機能
データをコンピュータ内に記憶しておく装置の事です。大きく分けて、「主記憶」と「補助記憶」に分けられます。記憶装置については今後詳しくやります。
- 演算機能
算術論理演算装置とも呼ばれ、算術演算や論理演算を行う装置です。
- 制御機能
コンピュータ全体を制御する装置です。また、演算装置と合わせて処理装置とも呼ばれます。いわゆるCPU(中央処理装置)がその処理装置にあたります。
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