初詣合格祈願初級シスアド講座 記憶装置1
記憶装置について
記憶装置は大別すると、「主記憶装置」と「補助記憶装置」に分けられます。
主記憶装置は一般に「メインメモリ」と呼ばれるもので、電源を消すと、記憶内容も消えてしまう、揮発性の記憶装置です。
補助記憶装置は、主記憶装置とは別にデータを保存しておく装置で、電源を消しても記憶内容が残る、不揮発性の記憶装置です。代表的なものに、「ハードディスク」、「フロッピーディスク」などがあります。
では、これらについて次節から詳しく見ていきましょう。
RAMとROM
主記憶装置は、「プログラムやデータを主記憶に格納しておき、そこにCPUがアクセスをして、実行をする」という橋渡し的役割をします。
そのため、高速アクセスが要求されるので、半導体等でできた揮発性のRAM(RAMの中には不揮発性のもあります)が用いられます。ちなみに、この場合でいう揮発性・不揮発性とは、簡単に言えば、電源を切ったときにデータが残るか残らないか、という性質のことです。揮発性の場合、電源を切るとデータは消えてしまいます。それに対して不揮発性は、電源を切ってもデータは消えません。
<RAM>
RAMはRandom Access Memoryの略で、読み書きが自由にできるメモリです。普通は、電源を切るとデータが消えてしまう揮発性のものが多いのですが不揮発性のものもあります。RAMには、大きく分けて二つ、DRAMとSRAMがあります。
- DRAM(Dynamic RAM)
DRAMは、低速でリフレッシュが必要なのですが、大容量で安いため、主記憶装置によく用いられます。 代表的なものにSDRAM(Synchronous DRAM)があります。
- SRAM(Static RAM)
SRAMは、高速でリフレッシュが不要なのですが、小容量で高価なため、レジスタやキャッシュメモリに利用されます。
さて、両者に共通する「リフレッシュ」という言葉ですが、これは、「再書き込み」のことです。DRAMはコンデンサという電荷を充電しておくものを使うので、しばらく時間がたつと自然と放電され、データが消えてしまいます。それを防ぐために一定時間ごとに同じ場所に電流を流して再書き込みをする必要があります。これが「リフレッシュ」です。
DRAMのDynamic(ダイナミック)とは動的という意味で、 SRAMのStatic(スタティック)とは静的という意味です。DRAMはリフレッシュが必要なので動的、SRAMはリフレッシュの必要がないので静的、ということを覚えておくとリフレッシュはどっちが必要だったかな?というのを思い出しやすいです。
<ROM>
さて、RAMとは違い、自由に読み書きができない記憶装置もあります。それは「ROM」というもので、固定記憶装置とも言います。ROMとは、Read Only Memoryの略で、読み出し専用のメモリのことを言います。
電源を切っても記憶内容が消えない不揮発性の記憶素子の上、名前の通り、一般には読み出し専用で、一度書き込んだら書き込みは不可能になるので、変更の必要のない、システムプログラムや漢字辞書などをあらかじめ入れて出荷される、というようなことに使用することが多いようです。
このように、出荷時にデータがすでに書き込まれていて、書き換え不可能なROMを「マスクROM」といいます。普通ROMといったらこのマスクROMのことを指します。しかし、データの書き換えをできるROMもあります。それが、「PROM」と呼ばれるやつで、ROMは、書き込み不可の「マスクROM」と書き込み可の「PROM」の二つの種類に大別されます。
そして、「PROM」はさらに次の三種類に分けられます。
- PROM
一度だけ書き換えることができるROM
- EPROM
ユーザが何度も情報を書き換えることができるROM
- EEPROM
EPROMの特殊なもので、ROMの内容を電気的に書き換えることができるROMです。EEPROMには他にフラッシュEEPROMという一般にフラッシュメモリと呼ばれる種類もあります。
これら、RAMとROMはとても重要なものですので、しっかりと理解しておいてください。
補助記憶装置
補助記憶装置(外部記憶装置とも言う)はその名の通り主記憶装置の容量不足を補う役割を果たします.どう言うことかといいますと、主記憶装置は、アクセス速度が速い代わりに容量が少ないという性質を持っています.そうなると大量のデータ等を扱えないので、アクセス速度が遅くとも大容量の記憶装置を用いることでバランスをとっています。これが補助記憶装置です。
では、補助記憶装置にはどのようなものがあるか見ていきましょう。
- ハードディスク装置
代表的な磁気ディスク装置のひとつで、補助記憶装置のなかでも比較的アクセス時間が早く、大容量なので、補助記憶装置として不可欠な装置です。
- フロッピーディスク装置
磁気ディスク装置を簡素化したもので、記憶媒体であるフロッピーディスクは自由に出し入れが可能です。ディスクの直径は、8インチ、5.25インチ、3.5インチのものがありますが、主流は3.5インチです。
- 磁気テープ装置
磁気テープを媒体とする記憶装置です.一般的に磁気テープ装置には大容量なものが多いのですが、順次アクセス(テープの頭から順番にアクセス)しかできないので、アクセスが不便という欠点があります。
そのため、ハードディスクのバックアップなど、頻繁にアクセスを行わない記憶媒体として利用されることが多いようです。
- CD−ROM装置
皆さん良くご存知のCD−ROM上のデータを読み出す装置です。物理的には音楽用のCDと同じで、それをコンピュータのデータ記憶に利用したものです。
CD−ROM装置では、CD表面にレーザ光線を照射し、ピットと呼ばれる凹みの有無によって変化する反射光によってデータの読み出しをします。名前についているROMの通り、普通のCD−ROM装置では読み出ししかできません。
- CD-R装置/CD-RW装置
CD-ROMが読み出し専用であるのに対して、これらは、ユーザの作成したデータを書き込むこともできます.記憶容量はCD-ROM同様640MBです。
CD-Rの場合は一度書き込んだら、残りの空き場所に追加記録はできますが、一度書き込んだ場所を削除して新たに書き込むことはできません。
それに対し、CD-RWは一度書き込んだ内容を削除して再書き込みができます。ただし、CD-RWの記録媒体はCD-Rの記録媒体に対して割高です。また、CD-Rで作成したのは普通のCD-ROMで読み出せますが、CD-RWで作成したのはCD-RWでしか読み出せません。
- 光磁気ディスク装置(MO)
フロッピーディスクのように何度でも書き込みが行える記録装置で、その容量は、128MB、230MB、640MB、1.3GBと非常に高く、その上フロッピーよりも高速なので、とても使い勝手がいいです。
MOの表面には磁化の方向によって光の反射が変化する特殊な磁性体が塗られていて、この表面にレーザ光線を照射して、磁化の方向の違いによりデータを判別します。
- Zip
ディスク容量が100MBで、アクセス速度が速いリムーバブルメディアです。
- PD
カートリッジに収納された5インチの光ディスクです.記憶容量は650MBです。
- DVD−ROM
現在のCDやCD−ROMと互換性を保ったまま、両面を使え、片面で数GBという大容量の記憶媒体です。
- DVD−RAM
DVDのデータの書き込み、消去が可能な装置です
これらが、補助記憶装置と呼ばれるものですが、パソコンを持っている方なら、身近に実感していますよね.ここ最近は、パソコンで扱うファイルの大きさが増大傾向にあり、あっという間に数百〜1GB単位でなくなります。それにつれて、補助記憶装置も段々と大容量化・多様化してきています。
どの装置にも一長一短があり、どれが一番いいとは一概に言えませんが、各装置の特徴を知っておくことは情報処理技術者として大切なことなので、最新技術にも目を向けておいてください。
永代供養の仕方として、永代供養墓は個別の墓地や仏壇が必要ないのが便利ですが墓によっては個別のスペースがないためお花・お供えものなど自由に行えない場合があるので注意が必要です。
正月の準備の時期と「ことはじめ」について解説します。
仏教と女性についてブッタのことばに「スッタニパータ」ということばがある。この中には、明らかに女性差別なのではないかという記述がいくつか存在する。