システム管理
システムアドミニストレータは、システムの運用を支援する立場にあります。システム運用支援としては、以下の3つが挙げられます。
処理スケジュールの作成
まず、処理スケジュールの作成とは、バッチ処理やリアルタイム処理などをどのようなスケジュールでこなしていくかを決めることです。
例えば、日中は、リアルタイム処理でユーザからのデータ入力を処理して、夜間や休日などの業務外には、バッチ処理でまとまった処理を行う。というようなことを細かく決めます。特にバッチ処理は、その内容に合わせて、日次、週次、月次、期末、年次などの間隔を決めることも重要です。(日次でその日のバックアップ、月次で社員の給与処理など)
もし、このような処理スケジュールの作成を怠ってしまうと、例えば、長い時間かかるバッチ処理を夜間に行ってしまい、次の日の業務に支障が出た、というようなことが起こってしまう可能性があります。 そのため、処理スケジュールの作成では、次の点に留意しなければなりません。
利用状況の記録と監視
次に、利用状況の記録と監視についてです。 システムを複数部門などで利用する際には、その利用状況を記録しておく必要があります。そうすることで、システムの不具合の早期発見や、ユーザからの要求を把握することができます。
記録の方法としては、運用日誌があります。これは、システムを利用した際にその状況などをあらかじめ用意された項目に書き込んでいく、というものです。 このような記録をしていくことにより、統計的なデータとして蓄積され、同じような不具合を複数の人が体験して記録されていれば、その辺を開発部門へ連絡したり、マニュアルに対処法を記述していくことができます。
また、記録とは別に各種資源の監視をしておけば、誰がどの領域にどんなファイルを書き込んだ、などが把握でき、フラグメンテーションによるディスク容量の無駄を防ぐことができます。
ちなみに、フラグメンテーションとは、ディスク上のファイルを頻繁に追加・削除を繰り返していくことにより、未使用の小領域が増えていくことをいいます。 例えるなら、ぴったりと、大小様々な大きさのおもちゃが詰まっているおもちゃ箱を、一回ひっくり返して、無造作に詰めていくと、さっきはちゃんときれいに詰まったのに、無造作に詰めたために、微妙に隙間がたくさんでき、その分いくつかのおもちゃが詰められなくなってしまった、という状況です。
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