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システムの定期的管理

前回は、「システムの管理」についてやりました。今回は、この中の 「システムの定期的処理」 について見ていきたいと思います。システムの定期的処理として、次の二つが挙げられます。

では、これらについて説明していきます。

ファイルのバックアップ

バックアップとは、予備を用意しておく、という意味です。つまり、ファイル(データやプログラム)の予備を定期的に残す処理が必要ということです。
なぜ、そういうことが必要なのかというと、様々な不測の事態に備えるためです。例えば、物理的な被害(地震や停電など)や人為的なミス(誤ってファイルを消したなど)などです。
では、バックアップはどれくらいの頻度でとればよいのでしょうか?もちろん、それはこまめにとったほうがよいのですが、そのデータの特長により変わってきます。
例えば、頻繁に大量のデータが入力・更新されるようなシステムではバックアップをこまめに取るのは困難ですし、逆に、ほとんど更新されないデータ全体を毎日バックアップしていたのでは効率的ではありません。なので、バックアップを取るファイルの特性に合わせてバックアップをとることが重要となります。

また、バックアップに使用する媒体としては、次のようなものがあります。

ユーザIDやパスワードの管理

皆さんも普通の生活でインターネットをしていればわかるかと思いますが、会員制のサイトに入るには、各会員専用のIDやパスワードの入力が求められますよね?
これは、企業などのシステムでも同じことで、社外から社内のコンピュータにアクセスするときや、社内の特定の人しかアクセスできないファイルにアクセスするときなどには、このようなIDやパスワードを求められることがあります。 それはもちろん機密保護のためだったり、不正アクセスを防ぐためだったりするので、他の人に知られることはもちろん、推測できてもいけません。
そのために、ユーザIDやパスワードの管理が必要となってきます。管理としては、次のようなことが求められます。

この中でも、パスワードを他人にわからないようにすることはとても重要です。
数字と英字を混在させ、単語などにならないようにすることです。



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